韓国公開:2016年12月14日
日本公開:2017年10月14日
上映時間:111分
韓国語タイトル:당신,거기 있어줄래요(タンシン、コギ イッソジュㇽレヨ)
原題の和訳:あなた、そこにいてくれますか
脚本:ホン・ジヨン
演出:ホン・ジヨン
主な登場人物・キャスト
俳優名 | 役名 | 役柄 |
キム・ユンスク | ハン・スヒョン(2015年) | 優秀な小児外科医 |
ピョン・ヨハン | ハン・スヒョン(1985年) | 小児科医 |
チェ・ソジン | ヨナ(1985年) | スヒョンの恋人、イルカの調教師 |
キム・サンホ | テホ(2015年) | スヒョンの親友、農場経営 |
アン・セハ | テホ(1985年) | スヒョンの親友、警察官 |
パク・ヘス | スア | スヒョンの娘 |
キム・ソンリョン | ヨナ(2015年) | スヒョンの元恋人 |
中盤までのあらすじ
医療ボランティアでカンボジアを訪れた医師のハン・スヒョン(キム・ユンソク)は、現地の人から、赤ん坊を手術をして助けたお礼として、願いを叶えるという10錠の錠剤が入った小瓶を受け取る。
末期の肺がんを患っているスヒョンの願いは、生きているうちに、30年前に亡くなった恋人ヨナにもう一度会いたいということだった。
まさかと思いながらもその錠剤を飲んでみたスヒョンは、なんと30年前の1985年にタイムスリップして、そこで若き日の自分(ピョン・ヨハン)と出会う。30年前のスヒョンは、恋人のヨナ(チェ・ソジン)と恋愛中で、プロポーズをしようとしていたところだった。
スヒョンは若い日のスヒョンに、ヨナが死んでしまうことを告げる。若きスヒョンは、何とかヨナを死なせないように助けなければと訴えるが、スヒョンは、ヨナの死の原因はお前(若きスヒョン)にあるため、助けるためにはヨナと別れなければいけないと言う。
現在のスヒョンには、ヨナが亡くなった10年後に別の女性との間に生まれたスア(パク・ヘス)という最愛の娘がおり、もしヨナを助けたらスアが存在しなくなるとスヒョンは考えていた。
スヒョンは、病状が悪い中、何度も錠剤を飲んでは過去と現在を行き来し、過去のスヒョンと共に、ヨナとスアの両方を生かそうと奔放する。
予告編
感想
原作は、2008年出版のフランスのベストセラー小説「時空を超えて」ということですが、韓ドラ部の私は、この映画を見始めてすぐに思ったのは、韓国ドラマ「ナイン~9回の時間旅行~」とストーリーがそっくり!ということです。
ドラマ「ナイン」では「不思議なお香」でタイムスリップするところが、この映画では「不思議なお薬」になっています。ドラマ「ナイン」は2013年放送で、この映画は2016年制作なので、ドラマの方が先ですが、たぶん、両作品とも、この原作の小説を元にしているのでしょうね。
何はともあれ、現在と過去を行き来するファンタジー系ストーリー、わりと好きです。過去に戻って自分のできなかったことをやり直すことができれば…というのは、誰しもが頭をかすめたことのある夢じゃないかなと思います。
ドラマ「ナイン」では、過去に戻ってやり直してみても、結局は現在を変えることができない、やはり人生はやり直しがきかないものなんだという結論に行きつくんですけど、この映画では、そうではなく、過去を変えることによって現在も書き換えられる結末になってます。
どちらが良いかは意見の分かれるところかと思います。幸せな結末になるほうが気持ちが良いのは気持ちが良いです。でも、やり直しのきかない一度きりのもの、それが人生なんじゃないでしょうか。「ナイン」のほうが深いと思いました。
笑い | ★ |
涙 | ★ |
ときめき | ★★ |
緊迫感 | ★★ |
感動 | ★★ |
総合評価 |